これまで、金の需要は当店も販売している指輪やネックレスなどの宝飾品が中心で、2007年以前は全体のうち7~8割を占めていました。
ところが、2007年のリーマンショックで、投資家が保有する株や債権が次々に”紙くず”になる事態が起こり、「実物資産」としての金に消失しない価値を求め、投資需要が急増しました。
投資家は、地金やコイン、ETF、純金積立などさまざまな商品を通じて金に投資を始めるようになりました。特に投資家層を広げ、金の投資需要を押し上げる要因となったのが、金ETFの登場です。
この金ETFにおける代表的な金ETF「SPDRゴールド・シェア」は、金現物に信託権を設定し、その受益証券を上場する仕組みです。
ETFは、今や中国政府を上回る金の保有者となっています。