三鷹店にご来店いただき、いくつかの金歯をお持ちいただきました。
ほとんどの物は金歯で問題なく買い取れたのですが、ご覧の画像のものだけ、
銀色の部分と金色の部分が分かれている歯がございました。
金色の部分には歯茎の部分の樹脂と義歯がついていたのですが、
金色なのでこちらは金歯として買取可能と思い、分解したのですが・・・

こちら、分解の途中やたらボロボロ崩れます。
金の場合、たとえ金歯の為に他の金属を混ぜて硬くしているとはいえ、元々の粘性がありますので、
そう簡単に割れるようなことはありません。
おかしいと思い、よく見ると・・・


なんと、金のコーティングが剥がれ、銀色の地の色が出てきました。
つまり、こちらは金メッキを施した入れ歯ということになります。
しかし金色を施したところは、歯茎の樹脂に囲まれて普段は見えない場所であり、
しかもわざわざ金のメッキをするようなメリットが全く見当たりません。
まぁ当方は宝飾業界の人間なので、歯科技師的には何らかの目的があるのかもしれませんが・・・

一応X線検査で調べたところ、コバルト約65%、クロム約29%、モリブデン約6%でした。
銀色の部分も同じ成分で構成されていました。つまり全てコバルトの合金となります。
申し訳ございませんが、このような物はお買取りができません。
金歯は金色していれば大体OKと記事では書きましたが、このような例外もごく稀にございますので、
ご了承いただきますよう、お願いいたします。