これまで、伝統的に金の需要といえば、宝飾品でした。現在は、宝飾品需要は減少傾向にあります。
そんな宝飾品の投資需要ですが、インドと中国が金の宝飾品需要の2大勢力です。
インドは、なんと世界全体の宝飾品需要の4分の1にもなります。
インドでは、結婚するときに花嫁が嫁ぎ先に持参金として、金製品を持参するのが習慣です。
インドでは、日本のデザインジュエリーとは、少し異なり、装飾品としてだけでなく、資産の一つとも考えられています。したがって、金のジュエリーは購入の際、店頭で重量を量ってもらい、そのときどきの相場に合わせて料金が決まります。
(逆に、日本や欧米以外は、こうした売買の方法が一般かもしれませんが。)
インドの金需要は、婚礼シーズンの4月~5月と10月~11月がピークです。このインドの金の需要が世界の金の価格動向にも影響与えるほどです。
インドを追従するのが、中国です。もともと、金を好む国の一つですが、ここ近年の経済発展に伴い、金やプラチナを使ったジュエリーは庶民にも身近になりつつあります。